健診の心電図で左室肥大と言われた50代男性

健診の心電図で左室肥大と言われた50代男性

皆さん,こんばんは.YMC medicom です.

先日,外来で50代の男性が受診されました.

その方は健診の心電図で「左室肥大」と指摘され,要精査となり来院されました.

「左室肥大」ってなに??と思った方もいらっしゃると思うので説明します.

下の画像を見て下さい.

このように「左室」という壁が何らかの原因で分厚くなったのが,「左室肥大」です.

この患者さんは症状は特になく,現在,高血圧症で治療中とのことでした.

心雑音はなく,胸部レントゲン上も問題は認めません.

まずは精査のため,心エコーを行うこととしました.

すると,普通の心臓の壁は8〜9mm程度なのですが,この患者さんの場合12mmくらいとぶ厚めでした.

心電図の結果通り「左室肥大」と確定診断しました.

「・・・?? なんでわざわざ心エコーやったの?? だって,心電図ですでに左室肥大って診断されたんじゃないの?? 」

と思った方いませんか?? 鋭いですね☆

ところが実のところ,心電図で「左室肥大」と指摘されても,本当に「左室肥大」かは,心エコーをしてみないとわからないのです.

つまり,心電図の結果はあくまでも左室肥大の可能性があると言っているだけで,左室肥大と診断しているわけではないのです.

ここは勘違いしている一般内科の先生もたまにいらっしゃいます.

なので,本来心電図のみで「左室肥大」と健診で指摘するのは.「言い過ぎ」なのです.

従って,妥当な心電図判読としては「左室高電位」もしくは「左室肥大の疑い」になると思われます.

ある日,健診の結果にいきなり「左室肥大」って書いてあったら,一般の患者さんなら不安を感じますよね・・・.

このように,心電図所見の判読は際どいものも結構あります.心電図判読にお困りの方々,是非,YMC medicom をご利用下さい.

特に愛知県の医療機関様,お待ち申し上げております.

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