徐脈(じょみゃく)について

徐脈(じょみゃく)について

皆さん,こんにちは.YMC medicom です.

今回は徐脈についてわかりやすく簡単なスライドを作ってみたので良かったらご覧下さいね.

皆さんは徐脈(じょみゃく)ってご存知ですか?

正常な心拍数は50〜100回/分とされてます.

以前,「洞性頻脈(どうせいひんみゃく)」については説明しました.これは脈が速くなることでしたね.

今回の徐脈(じょみゃく)は,心拍数50回/分未満のものをいいます.

それでは徐脈はいけないか? 

心拍数が40~50回/分程度であれば,多くの場合は問題なく経過観察となる場合が多いです .

健診で指摘される場合の多くは,生理的徐脈です.でも心拍数が40回/分を下回る場合は,場合によっては精密検査が必要になる事がある.

ざっくり3つの検査をすることが多いです.

①ホルター心電図(24時間心電図検査)

②心エコー検査

③採血検査

①ホルター心電図のポイント

運動できちんと心拍数は上がるか?

めまいを伴うような徐脈はないか?

病的な徐脈洞不全症候群や房室ブロック)が隠れていないか?

②心エコー検査のポイント

心臓の動きは悪くない?

心臓の壁の厚さや大きさに異常はないか?

弁膜症はない?

③採血検査のポイント

電解質異常(高カリウム血症)はないか

甲状腺機能低下症はないか?

☆基本的には先程の3つの検査で問題なければ治療は不要です.

ただし…

めまいなど症状を伴うような病的な徐脈(洞不全症候群や房室ブロック)がある場合は,重症度によってはペースメーカー植込手術が必要となることがあります.

心エコーで心臓の動きが悪いところがあれば,背景に狭心症など他の心臓病が隠れている可能性があります.これらが原因で徐脈を引き起こしている可能性も考えられます.その場合はこれらの根治治療を行うことが必要です.

採血検査で電解質異常(高カリウム血症)があれば,心臓だけでなく腎臓にも問題がないかをチェックしたり,普段の食生活でカリウムを過剰に摂取していないかなどチェックします.必要に応じてカリウムを体外に排泄させるお薬を内服する場合もあります.また,甲状腺ホルモンの低下などある場合は,ホルモン補充療法を行う場合もあります.

お年寄りの方では,普段内服しているお薬(血圧のお薬など)が原因で徐脈を引き起こしていることもあるため(薬剤性徐脈),内服内容のチェックも行う必要があります.

まとめです.今回は徐脈について説明しました.

徐脈は,心拍数50回/分未満のものをいいます.健診で指摘される場合の多くは,生理的徐脈です(例えば,スポーツマンや若い方に多いです.)

ただし,40回/分を下回る場合は,精密検査が必要になる事があります.

検査はホルター心電図(24時間心電図検査),心エコー検査,採血検査などで原因をさぐります.

原因によってはペースメーカー植込おおもとの心疾患の治療が必要になる場合もあります.採血検査で異常があれば,それに合わせた治療が必要になります.

お年寄りなどでは普段内服しているお薬(血圧のお薬など)が原因で徐脈を引き起こしていないか(薬剤性徐脈)チェックすることも必要です.

心拍数が40/分を下回る場合は,一度は循環器内科での診察をおすすめします.

原因が特定できれば,治療が行える可能性もあります.

これからも皆様に心臓にまつわるお役立ち情報をお届けできるよう頑張ります!

今後ともよろしくお願いいたします.

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