心室頻拍症について
心室頻拍症について
皆さん,こんにちは.YMC medicom です.昨日の記事(←記事へジャンプ!)を読んで頂いた方は,期外収縮について少し詳しくなったと思います.
今回はその期外収縮が連続してしまう病気,それも特に心室性の期外収縮が連発する病気である「心室頻拍症」について書きたいと思います.
「心室頻拍症」は普段の心電図検査では捉えることが難しく,多くの場合はホルター心電図などの長時間の心電図波形記録で確認されることが多いです.
(ホルター心電図については,この記事をチェック(記事へジャンプ!)して下さい.)
そして,この「心室頻拍症」は少し危ない病気でもあります.背景に器質的な心疾患が隠れているケースも多く,心機能が悪いと最悪の場合,突然死してしまう可能性もある危険な不整脈でもあります.
症状としては,動悸がする,息が苦しい,めまいがする,意識を失ったことがある,などの症状を訴える患者様がいらっしゃいましたら,疑いましょう.
その時は心エコーだけではなく,どうかホルター心電図も勧めて下さい.
ホルター心電図をやって初めて心室頻拍症を確認できることもあるのです.
そして,ホルター心電図判読医がいなくて困っている病院やクリニック,健診センターの方々は是非,YMC medicom にお気軽にお問い合わせ下さい.